日米韓のスタバの違い

投稿者: | 2018-09-04

橋本だけかもしれんのだが、ライターとして活動していると、2つの矛盾した場所に身を置きたくなる。
色んな場所に住みつつ、同じ環境で働きたいのだ。

 

具体的に言うと、色んな国や都市に長期間滞在し、その土地その土地の変人奇人のことを、毎度同じオフィスで執筆したい。
「同じオフィス」は、もちろん色んな土地へ行くと叶わない。それでも極力「いつもの場所」に近い環境に身を置こうとすると、必然的に毎度「世界展開しているカフェ」を目指すことに相成る。
選択肢はほぼ1つ。そう、スタバだ。

 

Wi-Fi環境と、ある程度のやかましさ、その土地の様々な傾向を見てくれで知らせてくれる変人奇人の存在が、橋本が執筆の場に求める必須条件。あとは、夏でも冬でも厚手のジャケット(寒がり&全世界のスタバは共通して寒い)と、強靭な小腸(一定のものに対して極端な潔癖持ちで、トイレはおうちでしたい)を携えれば完璧である。
それゆえ橋本、1年のうち300日はスタバにいる気がする。毎度500円~1,000円をただの液体物に使うとかは、怖いから計算しないし考えない。

海外にいる時はもちろん、日本の静かな実家にいる時でさえ、執筆場所をスタバにすることが多い。取材や打ち合わせがなくても、スタバへ行くためだけに化粧をする日もあるほどだ。

 

さすれば必然的に感じることになるのが、各国のチェーン店の違いだ。
「できるだけ同じ環境」を求めて来る同じチェーン店のコーヒーショップであっても、やはり違いはたくさん存在する。

簡単にではあるが、ちょっと紹介しよう。

 

<ニューヨークのスタバ>

1.ゴミ箱ブースに「飲み残し」を流す口がない
→最近は大分「適量」となったが、昔はアメリカ―ノやドリップコーヒーなどを注文すると、カップなみなみにコーヒーが注がれていた。そこにミルクや砂糖を入れようとすると、無論こぼれる。
日本人ならこういう場合、ブラックのまま少しその場で飲んで容器のコーヒーの量を減らそうとするはず。が、現地のニューヨーカーは、その余分なコーヒーを、なんとゴミ箱に捨てるのだ。
先ほども述べた通り、現地には飲み残しを捨てる口がゴミ箱についていない。どこに捨てるのか。まさに「紙類」や「リサイクル」と書いてあるゴミ箱口に流して捨てる。
この光景を初めて隣で目撃した時、「(そんくらい)飲めよ」と目ん玉丸くして言い放ってもうたもんね。
思ったことすぐ口にしてまうゆえ。

 

2.すんげえ汚い
→食べカスだけでなく、普通に飲んだ後の紙カップなどが放置されている。日本ではほぼ見ない光景。
これはモラルの問題だとは思うが、置いてく客も客だが、それを放置する店員もすごい。
で、結局次に座りたい人が「ここ空いてんの?」と声を掛けてきて、「空いてると思う」と返すと、目をぐるんぐるん回しながらため息ひとつ。
次の客が、席を片付ける、に相成る。
ま、こういうことがあるため、他人との会話が増えるってのは悪いことではない(橋本はこのためにニューヨークにいたと言っても過言ではない)。

 

3.ホームレスが不通に存在する
→以前、過去記事でも紹介したが、ニューヨークのスタバには1店舗に1人の割合でホームレスが存在する。周りは何も言わない。
それどころか、店員は彼らのリクエストに極力応じる傾向がある(ちなみに賛否あるが、橋本個人的にはホームレスinスタバは悪くないと思っている)。
これも上記過去記事で紹介したエピソードなのだが、それは今までのスタバ人生の中でこの件以上の衝撃にはまだ遭ったことがないほど鮮烈だった。
隣に座ったニコニコ顔のホームレスが、自分の「荷物」からDVDプレーヤーをセットし、ドリンクを作っている店員のところへ行って何かを注文。
同じく荷物から取り出した「袋麺」を2分割し、そのカップに入れて、食べだしたのだ。
「オマエん家か」と思ったのがホームレスだったゆえ、なんや複雑な気持ちになった。

 

4.他の店で購入した飲食料を普通に食べる
→こちらも同じ記事で紹介したが、ニューヨークのスタバでは、隣のデリで買ったベーグルや弁当、マクドナルドのハンバーガーセットでさえも飲食している姿を見る。
郷に入っては郷に従う橋本も、時々匂いの出ないサラダや寿司などを食べていたため、日本に帰ってきた時の「スタバ」には、正直少し窮屈さを覚えた。
ならば食べ物もうちょっとラインナップ何とかしてほしいというのが、300日通い人の本音だったりするのだ。

 

 

<韓国のスタバ>

1.「いらっしゃいませ」の後に「スターバックスでございます」と付け加える
→まあ、スタバに限ったことではないのだが、最近の韓国の大型チェーン店では、必ずと言っていいほど「いらっしゃいませ、〇〇でございます」と聞こえてくるようになった。10年くらい前はそんな掛け声的なのはなかった気がするんだが、橋本はこれを勝手に「サザエさん式挨拶法」と呼び付けており、言われる度に「知っとるから入店してんやけども」と、内心の声を大にして叫んでいる。

 

2.使い捨てカップがなくなりつつある
→2018年8月からなので、つい最近のことなんだが、韓国では店内で飲むコーヒーなどは全てガラスのコップか、陶器のカップでなければならなくなった。反対に言えば、「店内での使い捨てカップの使用」を禁止したのだ。
ちょうど橋本も8月に韓国におり、その時やたらと「店内で飲むのか」「ならば陶器のカップな」と言われていたので、後から知って合点がいった。

昨今、ストローの全廃運動が世界的に広まり、様々な飲食店に影響を与えている。ゆえ、プラスチックに関することは、いつかちゃんと記事にしたいと思っているが、橋本も環境問題に対しては結構思うところがあり、プラスチックをなくして地球や地球の生き物に対する環境がよくなるのであれば、こういう10分以内でゴミになるようなプラスチックはどんどん無くせばいいと思う。
が、おそらく今の人間の生活では、「全廃」は難しいだろうな。

つうのも、橋本の父親が経営していた工場は、「プラスチック金型」に関することを生業としており、プラスチックと人間の関係にはそれなりに知識も意見もある。
マイクロプラスチックの存在など、ここで話すと仕事のほうの原稿を書く時間が消えうせるため、またどこかで書けたら。

 

3.深夜遅くまでやってる
→まあ、店舗にもよるんだろうが、橋本がいつも韓国でメインの拠点にしているスタバは、なんと午前1時までやっている。東京でもさすがに午後11時には閉店してるところがほとんどなのに、釜山の辺鄙なところでよくこんな時間までやってるなと(ま、ニューヨークには24時間のスタバもあるが)。

で、試しに午後6時ぐらいからしっかりと午前1時までいてみると、客層の変化がめっさオモロい。
午後11時を過ぎると、周りが「オトナのカップル」か「怖い見てくれのお兄さんたち」だけになる。橋本みたいに1人でパソコンカチャカチャやってる人もあんまりおらん(韓国はネット環境がいいため、スタバじゃなくても普通の食べ物屋さんや公園でも繋がる&韓国では基本1人でいると「かわいそうなヤツ」と思われる傾向があるってものデカいのかもだが)。

ただの推測だが、オトナのカップルは「見てはいけない」人たちなはず。が、これがまたオモロい。韓国の不倫文化。気が向いたらいつか紹介しよう。

 

4.変なメニューが多い
→これ、以前にも別でちょっと紹介したんだが、結構反響があったので、こちらでももう1度。
韓国のスタバには、変わり種のメニューが多い。
とあるところから聞いて納得したんだが、韓国は世界の中でも「流行」にめちゃくちゃ敏感な国。滞在してるとめっちゃ感じる。さらに人口が少ないため、売上を上げるには商品開発の段階から「海外市場」を意識する必要があるんだと。繁栄都市が二極化しているのも、なんや比較するのにちょうどいいってのもまた別口で聞いた話。
それゆえ、世界のテストマーケティングの場となりやすいってのもあるみたいなんやが、それにしてもスタバでこんなものを飲むとは思わんかった、「アボカドヨーグルト」(笑)。

日本円で690円。牛丼2杯分の料金だったが、橋本は2口で690円と相成った。
アボカド大好きなんだが、全く美味しいとは思えなかった。

ちゃんと潰れてて、ヨーグルトとアボカドが綺麗に混ざってたらまだよかったんだろうが。
タピオカ用のストロー付だったゆえ、飲む前からその中に「果肉」がそのまま入ってんだなと分かる(笑)で、ちゃんと1㎤級のがゴロゴロ入っとって、コーヒーショップにいるのに、なんやカフェインが無償に恋しくなる(笑)
種みたいに見えてるのは、チョコレート(空洞)。
「アボカド、ヨーグルト、チョコレート」て、「橋本、ミニスカート、アヒル口」くらい合わんw

が一方、こちらも韓国でしか販売しておらんかった「チョコレートバナナフラペチーノ」は感動を通り越し、なんや「世界に広まれ」と祈ったほど美味かった。見てくれはモカフラペチーノと変わらんが、あれはマジで美味い。

 

<日本のスタバ>
これは皆々様もご存じではあると思いますゆえ、今さっきあったことをば。

実はこれ書いてるのも実家から車で30分くらいのドライブスルー付きのスタバなんだが、今さっき、隣の婆さんが皿を落とし、粉々に割ってしもうたんよね(この出来事が今回このスタバの違いを書こうと思ったきっかけ)。

橋本、なぜかこういう時に毎度隣にいる傾向があり(前回は韓国)、今回も足元にその破片が舞い散ったんやが、「おおまたか」と思う橋本の隣でめっさ動揺するばあさんに店員、優しく「大丈夫大丈夫」と。

すぐさま、3人の店員がホウキ引っ提げて橋本の足元をせっせこ掃除。
掃く回数よりも多く「ごめんなさい」を連発する彼らに、「なんであんたが謝る」と感心してたところ、はて、ばあさんの姿がなくなっとる。

もう帰ってしもうたんかな、と橋本席を立ち、彼らの掃除が終わるのを待っていた時、ふと顔を上げると、レジ前にその姿を発見。彼女が何を言ってるのかは聞こえなかったが、店員が「いいんですよ、明日も元気なお顔を見せてくださればそれでいいんです」と言ってることで、彼女が「皿を割ってしまった詫びとして、なんや別に購入しようとする、めちゃくちゃ分別のある常連さん」であることが分かる。

 

が、もっと感動してしまったのが、そのばあさんが購入してたもの。

店員の掃除が終わり、橋本が再び席についた時、彼女が橋本のところまで来て、こう言ったのだ。
「ごめんなさいね、これお腹が空いた時に食べて」

 

さっき買ったのは、橋本へのモンだったのだ。
日本のこうしたお客様に対する接客は、ぜってー世界で売れると毎度感じるんだが、これまたそうした思いに客も応えるんですわな。

こういう光景は、日本独特。まあ、残念なことに最近はちょいと客がモンスター化してる感じもしなくはないが。

 

あかん、こんないい国におったら、マジで平和ボケしてしまう。
そろそろニューヨークに戻らんと、自分の仕事ができんくなるな。